1. トップ > 実録!出会いの形~年上の妹~

撮影現場で出会った新垣結衣に似ている女の子。ちょっとしてことから連絡を取り合うようになり、そしてその子の体に溶け込んでいく。なぜかその子は私のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ。実際にあった話を元に出会いから親密になっていくまでを語っていく。



実録!出会いの形「年上の妹」9話




何かタイミングを逃すと簡単に言えるものも言えなくなる。



そんな気がしません?






意識すればするほど、言えなくなる。



これって僕だけ?






いつもだったら、


「パンツの脱がし合いっこしようね!」


くらい、簡単に言えるのに。


「今度、遊ぼうね」


って言葉がいえなかった。







簡単な言葉を伝えられなかったことを気にしていた。



電話して、話をすればそれで済むことだ。



電話をした翌日も、携帯電話のアドレス帳から"みさ"という名前を検索したが

「通話」のボタンを押せない。


なぜか緊張している。





そんな風に、自分自身にイライラして数日経ったある日・・・。




♪ピーヒャラピロピロピーヒャラピロピロ(携帯着信音)



携帯のディスプレイに目をやると"みさ" の文字。




(どうしよう・・・)




うれしいはずなのに

なんで、素直じゃないんでしょう。

どうしようなんて思わないで、さっさと電話出ればいいんだよ。



ピッ。




「もしもーし」



おどけながら出たが、声に硬さがあった。



「もしもしぃ↑?今大丈夫?」


(今、大丈夫かって?ドキドキしちゃってダメなんだけどな。)


「大丈夫だよ。・・・ど どうしたの?」


(やばい、ちょっと どもった。)


「ちょっと時間できたからさ、電話しちゃった。」


(そうか。そうやって電話すればいいのか。)

なんか、うれしさと緊張が入り混じってドキドキする。



「奇遇だねぇ。オレもちょうど電話しようと思ってたところなんだよ」



なんて、いいながら また世間話に華を咲かせる。




しかし、世間話なんて上の空(うわのそら)(音読みでは上空(じょうくう))









会いたい。







みさの陽気な声は続いている。

電話越しじゃなくて、直に会って話したい。




「・・・ははは。それでさ・・・」




また会って、再び抱きしめたい。

仕事じゃなくて、プライベートの、本当の恋人として抱きしめたい。







「あのさ。」








みさの話を遮るように話し始める。





「ん?なに??」









どうしてこんなにドキドキするんだろう。

電話で話してるだけなのに。

ただ、会おうって言うだけなのに。









どきっどきっどきっどきっどきっ










受話器を握る手に汗をかいているのが分かる。


着ているシャツが妙に熱く感じる。








(会いたい)







「どうしたの?」



会えないって言われても、しょうがないじゃないか。

でも、会えない、会いたくないって言われるのが怖い。




彼氏がいるから、好きな人がいるからって言われるのが怖い。





今、言うんだ。

向こうから電話してきてくれたんじゃないか。






「電話じゃなくてさ・・・。」










電話で話しているだけでも、十分楽しいじゃないか?










この楽しさもなくなっちゃうかもしれない?











「今度、メシでも食いに行こうよ。」











言った。






なんて、他愛の無い言葉だ。






この言葉を出すのになんで緊張していたんだ。



で?どうなの??






「う~ん」






なんだ!?その曖昧な返事は。

やっぱりダメなのかい?

電話してきてくれたのは、本当に暇つぶしだったのかぃ?





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その言葉を聞いて、どっと疲れが出た・・・。



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