1. トップ > 実録!出会いの形~偽名な出会い~



のぞみは緊張しているようだ。

電話で話していたときとはやはり違う。


「どっか行きたいトコある?」


「親にちょっとだけ出るって行ってきたから近くがいいです。」


「?なんで敬語なの?電話みたいにタメ語でいいよ」


「だって思ってたより大人っぽかったから・・・」



大人っぽいですって!同級生と一緒にしてもらっちゃぁ困ります!



「そっか。オレってメールの内容とかアホっぽいもんね。
 全然印象違かった?」



さらっと聞いたけど、けっこうドキドキ・・・



「うん。ちょっとね。怖そうな人だったら帰ろうって思ってたの
 でも、すごいやさしそうで安心した!」



そうなんですやらしいやさしいんです



「ろびんは?のぞみと会ってがっかりしちゃった?」



そう言いながらのぞみはハンドルを握るろびんの方を見る。

そんな聞き方されて「がっかりした!」って言えるヤツっているのかな?



(がっかりなんかするかよ!大当たりだよこれ)



「全然がっかりなんかしてないよ。思ってた通りかわいかったよ


(うはぁ。恥ずかしい~。このセリフ)


「・・・・・・(照)」


のぞみはちょっと照れながらはにかんだ。


(お?今のセリフは当たりか?)


「全然かわいくないよぉ。背ももっと小さい方がいいしさ・・・」


「そっか?小さいよりそれくらいの方がよくない?
 もっと背が低い方がいいなんてうらやましい悩みだと思うよ」


と、持ち上げ気味の会話をしながら車を走らせた。


ホテルでも・・・お茶でもしようか」


そう言って目についたファミレスに車を停めた。



店に入り、ろびんは紅茶を のぞみはカフェオレを注文する。


相変わらず緊張した雰囲気のぞみ

妙なハイテンションで話しまくるろびん




1時間程度談笑をたのしんだあと




「ごめん。そろそろ帰らなくっちゃいけないんだ」


「そっか。じゃ、そろそろ帰ろうね」



会計時に


「自分の分は払うよ」


「いいって。こーゆーのは男性が出すもんなの」


「・・・え?悪いよ・・・」


「いいから!」


「そうなの?ありがと。」


いいよなぁ。こーゆー精神が大切なんだよ。

おごってもらうのが当たり前って思ってるヤツが多すぎなんだよ!


まさか、カフェオレ代も持っていないって思われた (゚o゚;)



その後、再び車に乗込んで待ち合わせた○×駅を目指す。





「駅から家って近いの?」


「15分くらい歩くかなぁ?」


「せっかくだから家の近くまで送るよ」


「・・・いいです。歩いて帰るから。」


しかしろびんは「こっち?」「こっち?」といいながら

住宅街に入っていく。


結局、のぞみの道案内で住宅街を走る。


「あ、ここで。」


のぞみがそう言うとろびんは車を停める。


「すぐそこだから・・・」


「そうなんだ。じゃ、短い距離だけど気をつけてね」


「この距離で何を気をつけるんですか?(笑)」


のぞみは、今日会ってから一番の笑顔を見せた。


「はは。そうだね。じゃねぇ」


「バイバイ」


そういって別れた 初めての生のぞみ。




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